2012年11月27日火曜日

二の酉の巻

リアルタイムではない、手紙のゆとりを意識して更新してまいります。
「新宿見世物日記」今回は数日さかのぼって二の酉をレポートいたします。

11月19日(月)二の酉前夜祭
実は松坊、6年くらい前に映画美学校の授業で監督の奥谷氏と同じクラスになったことがきっかけで見世物小屋を知ったものの、「初」花園神社酉の市でございました。


すごい人・人・人
こんなにたくさんの人を見るのは、中坊のときに竹下通りに行ったとき以来かも。出店もたくさんで、こんなに活気のあるお祭りで大寅さんは興行しているんだなぁと、ちと感動。ゆっくり進む人波に流されて、ようやく大寅興行社「見世物小屋」の前に到着。でも、明日も来るつもりだし今日は様子を見に来ただけだから「明日見よう!」と思ってこの日は退散。80’sの香りぷんぷんの喫茶店「アルル」で、せんでん隊のえばと氏とパンフレット用のすごろく会議をして新宿から帰りました。



11月20日(火)二の酉本祭
ぎゃ〜、昨日よりも人が増えている。この日は、松坊の夫も一緒に酉の市に参りました。ちなみに「ニッポンの、みせものやさん」に、我が宿ろく黄 永昌(こう  よんちゃん)は整音で参加いたしました。しかし空腹、人の多さで単純な脳のつくりのわたしたち。監督の奥谷氏を巻き込んで、夫婦けんかを披露しちゃう始末。ごめんね、監督。

今宵の目的は 大寅さんの芸をじっくり鑑賞すること!でも入り口にはたくさんの人たち。ここは「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」の口上を拝聴しながら気長に待つことに。本当に飽きない。「早くみたーい」気持ちで待っているのに、なんだかニコニコ聞きいってしまう。うーん、さすが芸歴ウン十年。プロのお仕事。お客さんに「あれ彼氏は?今日は一人で来たの?」なんて話しかけていて、こんなに人が多いのに常連さんの顔を覚えていらっしゃるんだなぁ〜とつい感心。

すると「じゃぁ、この話をしよう!」「これ、絶対に観てはいけない映画です!と「ニッポンの、みせものやさん」の宣伝をしてくれているじゃあーりませんか♫「わたしたちの素顔が映っているから、観たら恐ろしくて眠れなくなります」きゃ〜、感謝・感激・雨・アラレちゃん☆うれしい、涙がでちゃう。

そうして待つこと、数十分。満員電車のように押し合いへし合い(でも目的地は仕事場ではなく、異界だから、オッケイ)小屋の中に流れ着くと、映像で観たことのある、親しみ深い、あの赤い舞台☆小雪大夫の妖艶さ・怪しさも一段とましていて、これはファンが多いの納得だわ。!お峰大夫も「御年90歳!」にして、あの炎の大きさ。そして、とってもチャーミング。ひやぁ〜、うちのおじいちゃんに見せてあげたい。これはやられた!!また見たい。がっちり大寅さんにハートをつかまれました。


たつ子さん(左)と松坊(右)
(写真を撮ったのはよんちゃん)





さて・・・と。再びゴングが鳴り「ファイト」。ぶつくさ、ぶつくさ、ご飯食べていくの?どーすんの?とイライラ絶好調のところへ「ゴールドな街のゴールデンGUY日記」の巻で大活躍してくれた、たつ子さんから電話が。そうだ、ここは新宿だ。数分でやってきて、わたしたち夫婦の仲を酉(とり)持ってくれました。





せんでん隊 松坊

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